今、見ておきたい初々しい初恋を描いたアニメ「月がきれい」の魅力

第1話:春と修羅

第1話:春と修羅

  • メディア: Prime Video

月がきれい」とは?

川越を舞台にした、とある少年少女たちの中学三年生の一年間を描くアニメ。

あの頃の初々しい恋愛を思い出せてくれる。
初恋は必ずしも実らないし、実ったとしても順風満帆じゃないし、困難はある。
ウワサ、嫉妬、ヤキモチ、すれ違い、それらの問題にどう向き合うか。
大人からすれば小さい問題かもしれないけど、子どもからすれば初めてのことだし向き合い方も分からない。
もがき続けて、自分なりの答えを見つけて前を向いていく。
それでも、子どもの自分たちでは太刀打ち出来ないような大きな問題に対面することがある。

諦めるって簡単だけどやってみるのも、もがてみるのも一興だと、そう思わせてくれるいい作品でした。

川越の伝統や風土

作中にて川崎の地名や景色がキラキラしていて、毎日が輝いていたあの頃のようでした。
サツマイモが川越の特産のため、サツマイモのグルメが描かれていたりして、食べてみたいと思いました。
ヒロインが精神安定剤にしているぬいぐるみ「べにっぽ」のモデルはサツマイモ。

氷川神社の風鈴祭り、川越祭り、その土地特有の祭りってテンション上がりますよね。

川越の景色をを実際に見たわけじゃないけど、川越が好きになりました。

恋愛描写

LINE返信の待ち時間落ち着かなくて、電気の紐の先のボールみたいなのをパンチしたり、腹筋したりすごく分かります。
逆にLINEを送るまでに悩んで、送信ボタンを押すのを躊躇するのもすごく分かります。

名前の知らない異性に対して、特徴からあだ名をつけてることもありました。
本作では、ヒロインが主人公に対して、「はねてる君」とあだ名をつけてましたね。
あの頃が懐かしいです。

好きは理屈じゃない、理屈とかあっても、それは後付けでいつの間にか好きになってるんですよね。
きっかけは偶然かもしれないけど、関係を前に進めるのには勇気がいる。

あだ名ってさ、つけられた時はなんか嫌なんだけど、大人になるとそれが自分の個性になってたりするから、面白い。
ま、悪意満載なあだ名は別ですよ。
私の場合は、出っ歯だったのでウサギでした。昔は嫌だったけど、今は治す気もありません。
気に入ってるし、よくネット上で使う名前はウサギ関連です。

オープニング「イマココ」


東山奈央 イマココ

オープニングは、主人公の小太郎の目線のような気がします。
初めての恋に振り回されている小太郎が目に浮かびます。

エンディング「月がきれい


東山奈央 月がきれい
エンディングは、ヒロインの茜の目線のような気がします。
二人の思い出を振り返っている茜が目に浮かびます。
風鈴の音、菓子屋横丁、いつもの寝ぐせ、夏祭り、、、

実は毎話ごとに、映像が秋の木になるぐらいから表示されるラインの書いてある内容が違います。勘の鋭い方は、気づくはず。
最終話のエンディングで、ラインの謎が回収されます。

最後に

次の日休みなので、見だしたら止まらんくて徹夜しました。
でもう1周しました。
いいアニメでした。川崎に行きたくなりました。
こんな青春送りたかった。
告白って、勇気のいることです。私は学生時代に告白しましたが、振られました。
でも後悔はしていません。

今、恋してる中学生に見てほしいアニメです。